鞄や財布などで日本人に人気があるブランド品として有名なルイ・ヴィトンは、1980年から商品のどこかに製造番号(シリアルナンバー)が刻印されるようになりました。製造番号は、2文字のアルファベットと数字の組み合わせで成り立っています。2文字のアルファベットは、その製品がどこの国の工場で製造されたかを表しています。「SP」であれば、フランスの工場で製造した製品であることを示しています。
アメリカの工場であれば、「FHSDOS」で表示されイタリアであれば「CE」、スイスなら「FAD1」になります。また、ルイ・ヴィトンで刻印部分も含めた修理を行ったときには、「DK」と刻印がされます。アルファベット以外の数字の部分は、商品を製造した年と月または週を表しています。だいたい3桁から4桁の数字が刻印されています。
年代によって製造年月日の読み方や表示の方法が違います。ルイ・ヴィトンの模造品には、この製造番号自体が刻印されていなかったり、刻印されていても数字の規則性がなく適当に番号をつけたものが多いです。ブランド買取店では、本物のブランド品と偽物を見分けるときにこの製造番号を確認することがあります。保証書やギャランティカードがあれば、より正確に製造番号について鑑定することができます。
そのため、中古ブランド品を取り扱っているブランド買取店では、商品だけでなく商品を購入した時に製造番号が記載されている保証書やギャランティカードの添付も査定ポイントにしています。